こんにちは!マルプリティでワンちゃんを迎えた皆さん、またはこれからお迎えする皆さんに、ぜひ知っていただきたい情報があります。それは**「発酵エキス」です。発酵エキスとは、野菜や果物を発酵させて作る犬用の特別なエキス**で、ワンちゃんの健康をサポートする心強い味方です。「発酵」と聞くと難しそうに思えるかもしれませんが、大丈夫!初心者の方でも簡単に作れる方法があります。このガイドでは、マルプリティ特製 発酵エキスの作り方と使い方をわかりやすく解説します。失敗しても大丈夫ですから、安心してチャレンジしてみてくださいね。
発酵エキスとは?ワンちゃんに嬉しいメリット
まず、「発酵エキス」とは何かを簡単に説明しましょう。発酵エキスとは、バナナやニンジンなどの食品を善玉菌(体に良い菌)の力で発酵させて作る液体(エキス)のことです。身近な例で言えば、ヨーグルトや納豆も発酵食品ですよね。同じように、発酵エキスには乳酸菌や酵母などの有益な微生物がたっぷり含まれています。
ワンちゃんに発酵エキスを与えると、以下のようなメリットが期待できます。
• 消化吸収を助ける: 発酵によって食材が分解され、栄養が吸収されやすい形になっています。お腹の弱いワンちゃんでも、食べ物をスムーズに消化しやすくなります。
• 腸内環境を整える: 発酵エキスに含まれる乳酸菌や酵母は、腸内の善玉菌をサポートします。腸内環境が整うと、下痢や便秘の予防にもつながります。
• 免疫力アップ: 腸は「第2の脳」と呼ばれるほど健康に重要な器官です。腸が元気になると、全身の免疫力向上にも役立つとされています。発酵エキスを継続的に摂ることで、ワンちゃんが病気に負けにくい丈夫な体作りをサポートできます。
• 食欲・元気アップ: 発酵の過程で生まれる香りやうま味成分が食欲を刺激し、ワンちゃんがご飯を喜んで食べてくれることがあります。また、腸が元気になることで活発さや毛艶が良くなる子もいます。
このように、発酵エキスは自然で安心な健康サポート食品です。では次に、具体的にマルプリティ特製の発酵エキスの作り方を見ていきましょう。
発酵エキス作りに必要な材料と道具
発酵エキスは、特別な材料がなくても作れます。おうちにあるもので十分ですが、より効果的に作るために以下の材料と道具を用意しましょう。
主な材料(基本の材料):
• バナナ(1本) – できれば無農薬のもの。島バナナなど波動の強いものだとより効果的です。バナナは発酵を助ける糖分をたっぷり含みます。
• ニンジン(1本) – 皮ごと使えます。無農薬だと安心です。ニンジンにはビタミンや食物繊維が豊富で、発酵させることでそれらが摂りやすくなります。
• 藁納豆(適量) – 藁(わら)に包まれたタイプの納豆です。市販のパック納豆ではなく、できれば天然の納豆菌が生きている藁付き納豆を使いましょう。納豆菌(善玉菌の一種)が発酵のスターター(種菌)になります。
お好みで追加できる材料(入れるとさらに◎):
• リンゴ(皮と種を除く) – 小さめのもの1個。甘みと香りをプラスし、ビタミン類も補給できます。
• ヒュウガトウキのお茶殻 – 少々。ヒュウガトウキは和漢のハーブで、免疫サポートなど健康に良いとされます。お茶を淹れた後の茶殻を有効活用できます。
• エキナセア粉末 – 小さじ1程度。エキナセアはハーブの一種で、免疫力を高めるサポートになると言われます。
• アルテミシン粉末 – 小さじ1/2程度。ニガヨモギ由来の成分で、ハーブ療法などで健康維持に用いられることがあります。
• サッカロミセス粉末 – 小さじ1程度。サッカロミセスは酵母(イースト)の一種で、善玉菌として腸内環境をさらにサポートしてくれます。
※これらの追加材料は必須ではありませんが、あると発酵エキスのパワーアップに役立ちます。初心者のうちは無理に揃えなくても大丈夫です。まずは基本の材料(バナナ・ニンジン・藁納豆)だけでも、しっかり発酵エキスが作れますよ。
用意する道具:
• ミキサー(またはフードプロセッサー) – 材料をペースト状にするのに使います。無ければすりおろし器ですりおろしてもOKですが、ミキサーがあると便利です。
• 発酵容器 – ガラス瓶。プラスチック容器でも良いですが発酵する過程でプラスチックの有害な成分が少なからずでるのでなるべくガラス瓶でフタのできる容器を用意します。最初は500ml~1L程度のサイズが扱いやすいでしょう。煮沸消毒した清潔なものを使ってください。
慣れてきたら5リットル〜8リットルで作ってみてください。
大きい方が発酵が早くて、具材を入れるのに便利です。
• ゴムベラやスプーン – 容器の中でかき混ぜるのに使います。こちらも清潔なものを用意しましょう。
• 保温グッズ(必要に応じて) – 冬場など気温が低いときは、ヨーグルトメーカーや発泡スチロール箱、毛布などを使って容器を保温できると発酵がスムーズです(必須ではありませんが発酵を助けます)。
常温でも大丈夫です。
それでは、材料と道具が揃ったら早速発酵エキスの作り方を見ていきましょう!
発酵エキスの作り方(ステップ・バイ・ステップ)
初心者の方でも安心して作れるよう、発酵エキスの作り方をステップごとに説明します。ゆっくり進めれば失敗しませんので、一緒にやってみましょう。
1. 材料をミキサーで混ぜる
まずは準備した材料をすべてミキサーに入れます。バナナ(皮をむく)、ニンジン(適当な大きさに切る)、藁納豆(納豆と藁ごと少量でOK)を投入しましょう。お好みでリンゴやハーブ類(エキナセア粉末など)も一緒に入れて構いません。ミキサーで滑らかになるまで撹拌します。ドロドロのペースト状になればOKです。ミキサーが無い場合は、すりおろし器ですりおろしてから全体をしっかり混ぜ合わせても大丈夫です。
2. 発酵容器に移し、発酵を促す
ミキサーにかけたペーストを発酵容器に移します。容器のフタを閉める前に、発酵をさらに促進するため必要に応じて追加のバナナやニンジンを少しだけ加えてください(例えばバナナ半分を潰して追加するなど)。そして全体をよく混ぜます。この追加の材料が発酵を元気に進める「エサ」になります。
次に容器のフタを軽く乗せる程度にして、密閉しないようにします(発酵でガスが発生するため)。ガスが溜まらないよう、フタを閉める場合も毎日1回は開けてガス抜きしましょう。
あとは容器を暖かい場所に置くだけです。目安として、夏場なら1~2日程度、冬場は3~5日程度置きます。室温が低い場合は先述の保温グッズ等で容器を20〜30℃くらいに保てると理想的です。発酵中は1日1回、清潔なスプーンなどで軽くかき混ぜてあげると、より均一に発酵が進みます。
3. 発酵完了!保存と管理
数日経つと発酵エキスの表面にプツプツと小さな泡が出てくることがあります。これが出ていれば発酵成功のサイン!泡が見えなくても、ペーストから甘酸っぱいフルーティーな香りがしていればしっかり発酵できています。
発酵が完了したエキスは、そのまま常温に放置し続けると発酵が進み過ぎて酸味が強くなりすぎたり、劣化してしまうことがあります。発酵が済んだら冷蔵庫に入れて保管しましょう。冷蔵保存することで発酵の進みがゆっくりになります。使うとき以外は冷蔵庫で保存し、フタはしっかり閉めて大丈夫です(冷蔵後は発酵が落ち着くのでガス発生も緩やかになります)。これで発酵エキスの完成です!
ウチは常に常温において発酵をすすめて酸っぱくなってもオリゴ糖いれて味をまろやかにすればワンちゃんは食べてくれます。
元の発酵エキスが出来上がれば追加する果物、野菜などはミキサーにかけず、そのまま入れても大丈夫です。
では、出来上がった発酵エキスを実際にワンちゃんのご飯に使ってみましょう。
発酵エキスの使い方:ワンちゃんへの与え方
発酵エキスができたら、早速愛犬の食事に取り入れてみましょう。使い方はとても簡単です。
• エキスを混ぜるタイミング: ワンちゃんに与える食事(ウェットフード)を用意します。手作りご飯でも、市販のウェットタイプのフードでもOKです。例えば夕ご飯にあげる分のフードを朝に用意して、事前に仕込んでおくと良いでしょう。準備したウェットフードは一度温めた場合、必ず人肌程度まで冷ましておきます(熱すぎると発酵菌が死んでしまうため注意)。
• 発酵エキスを少量加える: 食事1食分に対し、完成した発酵エキスを小さじ1杯程度加えます(ワンちゃんの体格に応じて量は調整しますが、初回は少なめでOK)。エキスは使用前によくかき混ぜて、沈殿している菌も均一に行き渡らせてからすくいましょう。
• フードに混ぜ込む: 発酵エキスを加えたら、スプーン等でフードによく混ぜ込みます。ワンちゃんが嫌がらない程度にしっかり混ぜてください。エキスが全体に行き渡ればOKです。
• 半日ほど置いて発酵させる: エキスを混ぜ込んだフードは、そのまま3時間から5時間ほど室温で置いておきます。フタ付きの容器やラップをかぶせて、虫やホコリが入らないようにしましょう。この間にフード自体にも発酵が進み、乳酸菌たちが増えていきます。
• いざ、ワンちゃんにあげる!: 発酵させたフードをワンちゃんに与えます。室温で発酵させていたので、冷たすぎず食べやすい温度になっているはずです(冬場など冷えてしまった場合は、与える前に人肌程度に軽く温めてもOKですが、電子レンジは避けて湯煎などでゆっくり温めてください)。初めての風味にワンちゃんが少し驚く場合は、発酵させたフードに普段のフードを少し混ぜて風味を馴染ませても良いでしょう。多くの子は香りに興味を示し、喜んで食べてくれるはずです。
★ワンポイントアドバイス: 最初は発酵時間を短め(例えば3〜4時間)にして様子を見てもOK。ワンちゃんが気に入って問題なく食べてくれるようなら、徐々に発酵時間を延ばしたり、エキスの量を増やしてみましょう。無理のない範囲で少しずつ慣れさせるのがポイントです。
発酵エキス作りと活用のポイント(失敗しても大丈夫!)
最後に、発酵エキスを上手に作り、安心して活用するためのポイントをまとめます。「失敗しても大丈夫!」という気持ちで気楽に取り組みましょう。
• 失敗しても心配いりません: もし発酵がうまくいかなくても大丈夫。例えば「なんだかカビが生えてしまった…」「酸っぱいというより腐った臭いがするかも?」という場合は、そのエキスの使用は諦めましょう。しかし材料は身近で安価なものばかりですから、大きな損失にはなりません。捨てるのは残念ですが、気持ちを切り替えてもう一度作り直してみてください。何度か挑戦するうちにコツがつかめて、きっとうまく作れるようになります。
• カビに注意: 白や黒、緑など明らかにカビが生えた場合は、その発酵エキスは残念ながら失敗です。発酵の途中で表面が乾燥しすぎるとカビが生えやすいので、容器のフチについたペーストはこまめに拭き取る、直射日光は避ける等で予防しましょう。カビが生えなければ基本的に発酵は成功しています。
• 泡が出なくてもOK: 「表面に泡が出なかった…失敗かな?」と不安になるかもしれませんが、泡が見えなくても発酵自体はできている場合があります。判断のポイントは香りです。フルーツ酢のような甘酸っぱい香り、発酵食品特有の香ばしい匂いがしていれば成功といえます。逆にツンと鼻を刺す嫌な臭いや腐敗臭がする場合は失敗なので、その場合は無理に与えないようにしましょう。
• 温度管理を工夫: 発酵は温度が重要です。寒い季節は発酵に時間がかかる傾向があります。発酵がなかなか進まないと感じたら、容器を毛布で包む、こたつの近くに置く、お湯を入れたペットボトルと一緒に発泡スチロール箱に入れる等、容器周辺を少し暖かくしてあげると良いでしょう。ただし高温になりすぎる(40℃以上)と菌が死んでしまうので注意してくださいね。
• 藁納豆が手に入らない場合: 藁納豆は手に入りにくいこともあります。その場合は市販の納豆(小粒納豆など)でも代用可能です。納豆菌はしっかり含まれているので、無いからといって発酵ができないわけではありません。ただ、市販納豆には雑菌の繁殖を抑えるための添加物が入っていることもあるため、可能であれば伝統的な藁に包まれた納豆を探してみてください。
• ワンちゃんの様子を観察: 発酵エキスを与え始めたら、ワンちゃんの便の状態や体調を観察しましょう。多くの場合、良い変化(便の匂いが軽減、毛並みが艶やかになる等)が見られますが、まれにお腹がゆるくなる子もいます。その場合は一旦量を減らすか、数日お休みして様子を見てください。ワンちゃんによって適量は異なるので、ゆっくり調整してあげましょう。
• 毎日少しずつ続ける: 発酵エキスは一度に大量に与えるより、毎日少しずつ続けることが大切です。少量でも継続することで腸内環境は徐々に整っていきます。継続は力なりで、愛犬の健康をゆっくり底上げしていきましょう。
まとめ
マルプリティ特製の発酵エキスは、身近な材料で簡単に作れる手作りサプリメントです。初めは戸惑うかもしれませんが、手順通りに進めれば初心者の方でも失敗なく作れます。発酵エキスを日々のご飯にプラスすることで、ワンちゃんの消化・吸収を助け、健康維持に役立てることができます。何より、愛情込めて手作りしたものを与える安心感は格別ですよね。
ぜひ今回ご紹介した発酵エキスの作り方を参考に、愛犬のための発酵エキス作りに挑戦してみてください。「発酵エキスってこんなに簡単なんだ!」と驚くはずです。毎日のご飯タイムが、発酵エキスのおかげでさらに楽しく、健康的なものになりますように。失敗を恐れず、楽しみながらマルプリティ発酵エキスを活用して、ワンちゃんとのハッピーでヘルシーな生活を送ってくださいね!

