トイプードルとは?性格・特徴・飼いやすさ完全ガイド|ドッグショー受賞ブリーダーが解説


トイプードルは、日本でも非常に人気の高い犬種で、「飼いやすい犬」「頭が良い犬」として知られています。毛が抜けにくく性格も穏やかなため、初心者の方や家族で犬を迎えたい方にも選ばれることが多い犬種です。

また、近年はトイプードルとマルチーズを掛け合わせたマルプーなどのミックス犬も人気があり、初めて犬を飼う方にも選ばれるケースが増えています。

マルプーの性格や特徴について詳しく知りたい方はこちら

一方で、インターネットには「トイプードルはこういう犬」「この病気が多い」「こういう飼い方が正しい」といった情報が多くあります。しかし、実際に犬を育てている現場から見ると、それらの情報がすべて正しいとは限りません。

この記事では、トイプードルの基本的な性格や特徴、飼いやすさについて、ブリーダーとしての経験をもとに解説します。

マルプリティ代表 冨田 健は、2021年にトイプードルでEXCELLENT受賞、チワワでBEST of BREED受賞、さらに2023年には秋田犬でJKC日本チャンピオンおよび秋田犬保存会特優犬を受賞。純血種の犬質・トリミング・ハンドリングを習得した後、ミックス犬で世界レベルの韓国で半年修行。可愛さと健康を両立したマルプーの育成に注力し、日本で1番安くて可愛い子犬販売のペットショップを目指しています。

ドッグショーでは、犬の体型だけでなく、歩き方やしつけ、ハンドラーの見せ方などが総合的に評価されます。特にトイプードルは日本でも出場頭数が多く、受賞が難しい犬種として知られています。そうした環境の中でオーナーハンドラーとして受賞した経験から、トイプードルという犬種の特徴や魅力を、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。

また、トイプードルを迎える際に多くの方が悩む「サイズ」「毛色」「値段」「飼い方」「健康管理」などについても、現場で見てきた経験をもとに詳しく解説していきます。

トイプードルの毛色について詳しく知りたい方はこちら

これからトイプードルを飼いたい方はもちろん、すでに一緒に暮らしている方にも参考になる内容をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次


トイプードルとは?人気犬種の基本情報

ドッグショー経験者が見るトイプードルの特徴

トイプードルの性格

トイプードルのサイズ(ティーカップ・タイニー)

トイプードルの毛色

トイプードルの飼い方

トイプードルの健康管理

トイプードルによくある誤解

トイプードルの価格

トイプードルとマルプーの違い

トイプードルを迎えるときに一番大切なこと

まとめ|トイプードルは初心者にも飼いやすい犬種

トイプードルとは?人気犬種の基本情報

トイプードルは、日本でも長年人気が続いている小型犬で、初心者からベテランまで幅広い家庭で飼われている犬種です。

毛が抜けにくく、性格も穏やかな子が多いため、初めて犬を飼う方にも向いている犬種として知られています。

実際の現場でもトイプードルは非常に飼いやすい犬種で、子供がいる家庭やマンション暮らしの方でも比較的飼いやすい犬種です。

また、トイプードルは非常に頭が良い犬種としても知られており、警察犬として採用されたこともあるほど賢い犬種です。人の空気を読む力もあり、飼い主とのコミュニケーションが取りやすい犬種でもあります。

最近では見た目の可愛さを重視する人も増えており、マズルが短く目が大きい「ぬいぐるみのような顔」のトイプードルを好む人も多くなっています。

トイプードルの基本データ

トイプードルの基本情報をまとめると次の通りです。

項目内容
犬種トイプードル
原産国フランス(起源はドイツのウォータードッグ)
体重約2kg〜4kg前後
体高約24cm〜28cm前後
寿命約12〜16年
毛質巻き毛(抜け毛が少ない)
特徴賢い・飼いやすい・人懐っこい

トイプードルは体が小さく室内でも飼いやすいサイズですが、もともとは水辺で鳥を回収する猟犬として活躍していた歴史があります。そのため、水遊びが得意な子が多いのも特徴です。

トイプードルが人気の理由

トイプードルが長年人気犬種であり続けている理由はいくつかあります。

・性格が穏やか
・頭が良くしつけしやすい
・毛が抜けにくい
・体が小さく室内でも飼いやすい
・初心者でも飼いやすい

実際に犬を初めて飼う方がトイプードルを選ぶケースは非常に多く、家庭犬としてのバランスがとても良い犬種です。

トイプードルは初心者にも飼いやすい犬種

トイプードルは、犬を初めて飼う人でも比較的飼いやすい犬種と言われています。

理由としては、

・人に懐きやすい
・しつけが入りやすい
・体が小さく扱いやすい
・運動量が多すぎない

といった特徴があるためです。

ただし、飼いやすい犬種とはいえ、生活環境や食事管理などをしっかり理解して育てることが大切です。正しい知識で育てることで、より健康で長く一緒に暮らすことができます。

犬種だけで病気が決まるわけではない

インターネットでは

「トイプードルはこの病気が多い」

といった情報を見ることがありますが、実際には犬種だけで病気が決まるわけではありません。

例えば

・パテラ
・涙やけ
・食べない
・甘噛み

などは犬種だけで決まるものではなく、個体差や生活環境による部分も大きいです。

そのため、犬種のイメージだけで判断するのではなく、その子の状態や性格を見ながら育てていくことが大切です。

ドッグショー経験者が見るトイプードルの特徴

トイプードルは日本でも非常に人気の高い犬種ですが、ドッグショーの世界でも特にレベルが高い犬種として知られています。

特にトイプードルとチワワは出場頭数が多く、日本のドッグショーの中でも賞を取るのが難しい犬種と言われています。

ドッグショーでは単に犬の見た目だけではなく、

・骨格
・歩き方
・被毛の状態
・トリミング
・しつけ
・ハンドリング

など、総合的な完成度が評価されます。

そのため、トイプードルで賞を取るには犬の質だけでなく、犬を扱う技術やトレーニングの知識も必要になります。

トイプードルのドッグショー受賞実績

トイプードルはドッグショーでも非常に人気の高い犬種で、
体型バランス・被毛の美しさ・歩き方などが総合的に評価されます。

マルプリティ代表 冨田 健は、2021年のドッグショーで
ホワイトトイプードルにて EXCELLENT賞 を受賞しました。

当日の様子がこちらです。

・EXCELLENT受賞写真
・BEST OF BREED受賞写真

ドッグショーでは、犬の外見だけでなく
歩き方・骨格・被毛の状態・ハンドリング技術など、総合的な完成度が評価されます。

トイプードルは特にトリミングとハンドリングの影響が大きく、
ブリーダーやハンドラーの技術によって魅力が大きく引き出される犬種です

ドッグショーではハンドラーの技術も重要

ドッグショーでは「ハンドラー」と呼ばれる役割があります。

ハンドラーとは、犬を審査員に見せる専門の技術者で、

・犬の歩かせ方
・姿勢の作り方
・審査員への見せ方

などをコントロールする役割です。

多くのドッグショーでは、このハンドラーはプロに依頼することが多く、オーナー自身がハンドラーを務めるケースはそれほど多くありません。

そのため、オーナーハンドラーとして賞を取るには、犬の性格や扱い方、トレーニングなどを深く理解している必要があります。


「ドッグショーでハンドリングしている様子」

トイプードルのスタンダード体型

純血種のトイプードルには、ドッグショーのスタンダードがあります。

一般的には

・脚が長い
・スクエア体型
・マズルがやや長い

といった体型が理想とされています。

これはトイプードルがもともと水辺で鳥を回収する猟犬として活躍していた歴史があるため、機能的な体型が重視されているからです。

ただし、現在の一般家庭ではスタンダードとは少し違い、

・マズルが短い
・目が大きい
・ぬいぐるみのような顔

といった「可愛い顔」のトイプードルを好む人も増えています。

海外ではミックス犬の歴史は長い

日本ではミックス犬の歴史はまだ浅く、「ミックス犬はかわいそう」「純血種の方が良い」といった意見を聞くこともあります。

しかし、海外ではミックス犬の文化は昔からあり、ヨーロッパやアメリカでは特定のミックス犬を専門にブリーディングする犬舎も多く存在します。

例えば

・マルプー専門犬舎
・キャバプー専門犬舎
・ラブラドゥードル専門犬舎

など、特定のミックス犬を目的として繁殖する文化は海外では以前から広く行われています。

一方、日本ではミックス犬の人気が広がったのはここ10年ほどで、まだ歴史が浅い分、誤解や批判が生まれやすい状況もあります。

犬の歴史は狼から始まっている

犬の祖先は狼であり、そこから人間が用途に合わせて様々な犬種を作ってきました。

狩猟犬、牧羊犬、番犬など、それぞれの役割に合わせて犬同士を交配し、現在の犬種が作られてきました。

つまり、現在の純血種ももともとは様々な犬種を交配して作られてきたものです。

そのため

「ミックス犬はかわいそう」
「純血種の方が良い」
「病気になりやすい」

という考え方は必ずしも正しいとは言えません。

現在人気のマルプーなどのミックス犬も、可愛さや飼いやすさを考えて生まれた犬種の一つと言えます。

トイプードルの性格

トイプードルは、犬の中でも性格が穏やかで飼いやすい犬種として知られています。

実際に初めて犬を飼う方が選ぶ犬種としても人気が高く、家庭犬として非常にバランスの良い性格をしています。

人懐っこく、飼い主とのコミュニケーションを取るのが得意な犬種でもあり、家族の雰囲気や人の感情を感じ取る「空気を読む力」がある子も多いです。

そのため、子供がいる家庭や初めて犬を飼う家庭でも比較的飼いやすい犬種と言われています。

トイプードルは穏やかで人懐っこい性格

トイプードルは基本的に人が好きな犬種で、飼い主に対してとても愛情深い性格をしています。

また、攻撃的な性格の子は比較的少なく、家庭犬として飼いやすい性格をしています。

もちろん個体差はありますが、

・人懐っこい
・甘えん坊
・飼い主と一緒にいるのが好き

といった性格の子が多い傾向があります。

トイプードルは非常に頭が良い犬種

トイプードルは犬の知能ランキングでも上位に入るほど賢い犬種として知られています。

実際に警察犬として採用されたこともあるほど知能が高く、トレーニング能力にも優れています。

そのため、

・トイレトレーニング
・基本的なしつけ
・名前を覚える

といったことも比較的覚えやすい犬種です。

また、人の表情や雰囲気を読む能力も高く、飼い主の行動に合わせて行動する子も多いです。

吠えやすい犬種ではないが、しつけは大切

トイプードルは一般的に「吠えやすい犬種」とは言われていません。

もちろん個体差はありますが、狩猟犬系や警戒心の強い犬種と比べると、比較的吠えにくい犬種と言われています。

ただし、犬の吠え方は犬種よりも「しつけや環境」による影響が大きいです。

どの犬種でも

・しつけ
・生活環境
・飼い主との関係

によって吠え方は大きく変わります。

そのため「この犬種だから吠える」「この犬種だから吠えない」と決めつけることはできません。

初心者にも飼いやすい犬種

トイプードルは初心者でも飼いやすい犬種と言われています。

理由としては

・人懐っこい
・賢くしつけが入りやすい
・体が小さく扱いやすい
・抜け毛が少ない

などがあります。

そのため

・初めて犬を飼う家庭
・子供がいる家庭
・マンション暮らし

でも比較的飼いやすい犬種です。

トイプードルとマルプーの性格の違い

トイプードルとマルプーは性格が似ている部分も多く、どちらも飼いやすい犬種として知られています。

ただし、感覚的には

・トイプードル → 落ち着いていて空気を読むタイプ
・マルプー → 甘えん坊で元気な子が多い

という傾向があります。

マルチーズは比較的おっとりした性格の犬種なので、その性格が入ることでマルプーは甘えん坊な性格になることが多いです。

ただし、これはあくまで傾向であり、犬の性格は個体差が大きいです。

トイプードルのサイズ(ティーカップ・タイニー)

トイプードルには様々なサイズの呼び方がありますが、実は公式なサイズとして認められている基準は限られています。

よく聞く

・ティーカッププードル
・タイニープードル

といった呼び方はありますが、これらは正式な犬種区分ではなく、販売や呼び方として使われていることが多いです。

ドッグショーなどで使われる基準は、基本的には「トイプードル」というサイズ区分になります。

トイプードルの正式サイズ

ドッグショーなどで基準となるサイズは、基本的に次のように分けられています。

サイズ体高
スタンダードプードル45cm以上
ミディアムプードル35cm〜45cm
ミニチュアプードル28cm〜35cm
トイプードル28cm以下

日本で一般的に見かけるプードルのほとんどは、この「トイプードル」のサイズに分類されます。

ティーカッププードルやタイニープードルとは

ペットショップやブリーダーの紹介などで

・ティーカッププードル
・タイニープードル

という呼び方を見かけることがあります。

しかし、これらのサイズはJKC(ジャパンケネルクラブ)などのドッグショーの基準では正式に認められているサイズではありません。

そのため、何kg以下や何cm以下といった明確な基準があるわけではなく、あくまで呼び方として使われているケースが多いです。

サイズ表記は販売上の呼び方が多い

例えば

・2kg以下はティーカップ
・3kg以下はタイニー

といった表記を見かけることがありますが、これは誰かが決めた公式基準ではありません。

そのため、同じサイズの犬でも

あるお店では「タイニー」
別のお店では「ティーカップ」

と呼ばれていることもあります。

つまり、これらの呼び方はサイズを分かりやすく伝えるための目安であり、正式な犬種区分ではないということを理解しておくことが大切です。

小ささだけで子犬を選ぶのはおすすめしない

トイプードルを探していると

「ティーカップサイズ」
「極小サイズ」

といった言葉に目が行くこともあります。

しかし、犬は生き物なので成長には個体差があります。

子犬の頃は小さくても、成長してサイズが変わることもありますし、その逆もあります。

そのため、サイズだけで子犬を選ぶのではなく

・健康状態
・性格
・飼いやすさ

なども含めて考えることが大切です。

トイプードルの毛色

トイプードルは毛色のバリエーションが多い犬種としても知られています。

よく見かける毛色としては

・レッド
・アプリコット
・ブラック
・ホワイト
・シルバー

などがあります。

トイプードルを探している方の中には「どの毛色が人気なのか」と気になる方も多いですが、実際には毛色だけで人気が決まるわけではありません。

多くの場合、最終的には

・顔の可愛さ
・マズルの短さ
・目の大きさ

など、全体のバランスで選ばれることが多いです。

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トイプードルで一番人気の毛色はレッド

トイプードルの毛色の中でも、特に人気が高いと言われているのがレッドです。

街中でもレッドのトイプードルを見かけることが多く、トイプードルといえばレッドのイメージを持っている人も多いです。

レッドはぬいぐるみのような可愛い雰囲気になりやすいため、初めてトイプードルを飼う方にも人気があります。

アプリコットは柔らかい色合いが特徴

アプリコットはレッドよりも少し薄い色で、柔らかい印象の毛色です。

レッドとアプリコットは見た目が似ていることもあり、子犬の頃は区別がつきにくいこともあります。

成長とともに毛色が少し変化することもあり、レッドだった毛色が少し明るくなることもあります。

ブラックのトイプードル

ブラックのトイプードルは、レッドに比べると数は少し少ないですが、根強い人気があります。

ブラックは顔立ちがはっきり見える毛色で、目がくりっとしている子はとても可愛い印象になります。

また、ブラックは毛色の変化が少なく、成長しても色が安定していることが多いのも特徴です。

シルバーやホワイトのトイプードル

シルバーやホワイトのトイプードルは、レッド系の毛色と比べると少し珍しい毛色になります。

そのため数はやや少ないですが、毛色がきれいな子はとても上品な印象になります。

シルバーは子犬の頃はブラックに近い毛色で、生後数ヶ月〜1年ほどかけて徐々にシルバーに変化していくことが多いです。

トイプードルは毛色より「可愛さ」で選ばれる

トイプードルを選ぶ際、毛色を気にする方も多いですが、実際には毛色だけで人気が決まるわけではありません。

多くの方は

・顔の可愛さ
・マズルの短さ
・目の大きさ

など、全体のバランスを見て選んでいます。

そのため

「この毛色だから人気がある」
「この毛色だから人気がない」

というよりも、その子の可愛さや雰囲気で選ばれることが多い犬種です。

【写真】
レッドのトイプードル

【写真】
アプリコットのトイプードル

【写真】
ブラックのトイプードル

【写真】
シルバー or ホワイトのトイプードル

トイプードルの飼い方

トイプードルは頭が良く、人の空気を読むことができる犬種として知られています。そのため、初心者でも比較的飼いやすい犬種と言われています。

しかし「飼いやすい犬種」と言われていても、生活環境や日常の管理によって健康状態や性格は大きく変わります。

特にトイプードルは人との関係性をとても大切にする犬種なので、生活環境や接し方を整えてあげることが重要になります。

ここでは、実際の現場で多くの子犬を見てきた経験をもとに、トイプードルを飼う上で大切なポイントを解説します。


室内飼いでも問題なく飼える犬種

トイプードルは室内飼いにとても向いている犬種です。

マンションでも問題なく飼うことができ、広い庭がなくても十分に生活できます。

ただし注意したいのが床の環境です。

フローリングなどのツルツルした床は足が滑りやすく、関節に負担がかかることがあります。

そのため

・滑り止めマット
・ラグ
・カーペット

などを使い、滑りにくい環境を作ってあげると安心です。


柔らかい土の上での運動が理想

トイプードルは家の中でも遊ぶことができますが、たまに外で体を動かすことも大切です。

特におすすめなのが

柔らかい土の上での運動です。

アスファルトやコンクリートよりも

・土
・芝生

などの柔らかい場所の方が体への衝撃が少なくなります。

全身を使った運動をすることで

・筋肉
・関節
・体のバランス

が自然に鍛えられます。

また日光を浴びることも健康維持にとって大切です。室内でも窓際で日光を浴びる時間を作ってあげると良いでしょう。


子犬の時期は長時間の留守番に注意

トイプードルは比較的お留守番ができる犬種でもあります。

環境が整っていれば

8時間〜10時間程度の留守番ができる子もいます。

ただし子犬の時期は注意が必要です。

特に

生後4〜5ヶ月くらいまでは生命力がまだ弱い時期

なので、なるべく長時間の留守番は避けた方が安心です。

温度管理、水、ご飯などの環境を整えることもとても大切です。


子犬の事故を防ぐ環境づくり

子犬の時期は思わぬ事故が起きることがあります。

特に注意したいのが

布類による事故です。

例えば

・タオル
・毛布
・布製ベッド

などに爪が引っかかることがあります。

ケージの外にある布を取ろうとして

・手が挟まる
・首が絡まる

といった事故が起きることもあります。

そのため、子犬の周りには引っかかりやすいものを置かない環境づくりがとても大切です。


爪の先が、くの字に曲がってきたら先端をカットする

トイプードルの爪は定期的にチェックしてあげることが大切です。

爪が伸びてくると、先端が

くの字のように曲がってくる

ことがあります。

この状態になると、爪が

・タオル
・毛布
・布製ベッド

などの布の繊維に引っかかりやすくなり、事故につながる危険があります。

そのため、爪の先端が曲がってきた場合は

爪切りで曲がった部分だけ軽くカットしてあげる

と安全です。

ただし爪の奥には血管があるため、深く切りすぎると出血することがあります。

そのため

曲がっている先端(1ミリ~2ミリ)だけ整える程度

にしておくのが安心です。

もし誤って深く切ってしまい出血した場合は、止血剤を使うのが一般的ですが、止血剤がない場合は

砂糖を使って止血する応急処置

が使われることもあります。


耳のケアは定期的に行う

トイプードルは耳が垂れている犬種なので、耳の中が蒸れやすい特徴があります。

そのため耳のケアはとても大切です。

耳の毛を処理する際は

カンシ(医療用ピンセットのような器具)

を使うと作業しやすくなります。

Amazonなどで

「犬 カンシ」

と検索すると販売されています。

耳の奥の毛をつまんで引き抜く方法で処理しますが、ここで注意が必要です。

毛をつまんでいると思っていても

実際は皮膚をつまんでしまっている

ことがあり、そのまま引っ張ると怪我をさせてしまうことがあります。

そのため、安全に処理するためには

つまんだあとに軽く引っ張って

・毛なのか
・皮膚なのか

を確認してから抜く方が安全です。

皮膚をつまんでいる場合は強い抵抗を感じるため、その場合はつまみ直して処理します。

耳の状態は

2週間に1回程度チェック

してあげると安心です。


寒さ対策と空気の入れ替え

トイプードルは暑さよりも寒さに注意が必要です。

寒い環境では

・風邪
・咳

などの症状が出ることがあります。

冬は暖房で室温管理をしてあげると安心ですが、暖房をつけたまま部屋を密閉すると空気が乾燥しやすくなります。

そのため

・窓を1〜2cm開ける
・ドアを少し開ける

などして空気の流れを作ることも大切です。


トイプードルは体臭が少ない犬種

トイプードルは犬種として体臭が少ない犬種と言われています。

そのため室内でも比較的飼いやすい犬種です。

ただし臭いは犬種だけで決まるものではなく

・掃除の頻度
・トイレ環境
・耳のケア

などによっても変わります。

日常的に掃除をして清潔な環境を保っていれば、強い臭いを感じることはほとんどありません。

トイプードルの健康管理

トイプードルは比較的健康な犬種と言われていますが、健康を維持するためには日常の生活環境や体の使い方がとても大切になります。

インターネットでは「この犬種はこの病気が多い」といった情報を見ることがありますが、実際には犬種だけで健康状態が決まるわけではありません。

生活環境や運動、食事などの積み重ねによって、健康状態は大きく変わります。


パテラは背骨周りの硬さが関係することもある

ここではトイプードルの健康管理で大切なポイントを紹介します。

トイプードルでよく聞く症状の一つに

パテラ(膝蓋骨脱臼)

があります。

小型犬に多いと言われていますが、必ずしも犬種だけが原因とは限りません。

体の使い方や筋肉の状態が関係していることもあり、特に

背骨周りの筋肉が硬くなっている場合

体の動きがスムーズに使えず、膝に負担がかかることがあります。

そのため、膝だけを見るのではなく

体全体のバランス

を見ることも大切になります。


柔らかい土の上での運動が体を整える

パテラ予防や健康維持のためには

全身を使った運動

が大切です。

特におすすめなのが

・土
・芝生

などの柔らかい場所で遊ばせることです。

アスファルトやコンクリートのような硬い場所よりも、体への衝撃が少なくなります。

また柔らかい地面では体のバランスを取ろうとして

・筋肉
・関節
・体幹

を自然に使うことになります。

これが体のバランスを整えることにもつながります。


日光を浴びることも健康に大切

日光を浴びることも健康維持にとって大切です。

日光を浴びることで体の働きが活性化し、免疫機能にも良い影響があります。

外で散歩をするのが理想ですが、外に出られない場合でも

・窓際で日光を浴びる
・室内で日光が入る場所で過ごす

だけでも十分です。

適度に日光を浴びることは健康維持にもつながります。


足をくじいた場合でもすぐ手術とは限らない

犬が足をくじいたり、足をかばうような動きをすると

「すぐ手術が必要」

と言われるケースもあります。

しかし実際には

・数日安静にする
・1週間ほど様子を見る

ことで落ち着くケースもあります。

もちろん状態によっては手術が必要な場合もありますが、焦って判断してしまうと犬に大きな負担がかかることもあります。

特に手術は

全身麻酔

を伴うため、体への負担も小さくありません。

そのため、状態をよく見て判断することが大切です。


室内環境と空気の流れも健康に影響する

室内で生活する犬にとって

空気環境

もとても大切です。

特に冬は暖房をつけたまま部屋を密閉すると

・乾燥
・空気の停滞

が起きやすくなります。

そのため

・窓を1〜2cm開ける
・ドアを少し開ける

などして空気の入口と出口の2か所の流れを作ることも大切です。

空気の入れ替えをすることで、咳(ケンネルコフ)や風邪などのトラブルを防ぐことにもつながります。

冬場は弱暖房を常につける場合は、加湿器、空気清浄機をつけることをお勧めしますが、加湿器の近くにエアコンや空気清浄機を置くと壊れやすいので気をつけてください。


電磁波が集中する場所に寝床を置かない

最近は

・Wi-Fiルーター
・家電製品

などの電化製品が増えています。

そのため犬の寝床を

・Wi-Fiルーターの近く
・電化製品の近く

に置かないようにすることも意識すると良いでしょう。

犬は長時間同じ場所で過ごすことが多いため、できるだけ落ち着いた環境を作ってあげることが大切です。

トイプードルによくある誤解

トイプードルは日本でも非常に人気のある犬種ですが、インターネットやSNSの情報によって、誤解されていることも少なくありません。

特に犬の情報は断定的に書かれていることも多く、それがそのまま正しいとは限らない場合もあります。

ここでは、トイプードルに関してよくある誤解について解説します。


トイプードルは必ず吠える犬種ではない

「トイプードルはよく吠える犬種」と言われることがあります。

しかし実際には

犬種だけで吠えるかどうかが決まるわけではありません。

犬の吠えやすさは

・生活環境
・しつけ
・接し方

などによって大きく変わります。

もちろん犬種による傾向はありますが、トイプードルは頭が良く人の空気を読む犬種でもあるため、しつけによって落ち着いた性格になる子も多くいます。


トイプードルは臭い犬種ではない

トイプードルは体臭が強い犬種と思われることがありますが、実際には

比較的体臭が少ない犬種

と言われています。

ただし臭いは犬種だけで決まるものではありません。

例えば

・掃除の頻度
・耳のケア
・トイレ環境

などによっても変わります。

特にトイプードルは耳が垂れている犬種なので、耳の中が蒸れてしまうと臭いの原因になることがあります。

定期的に耳のケアをすることで、臭いのトラブルも防ぐことができます。


ティーカップなどのサイズは正式な犬種ではない

トイプードルには

・ティーカッププードル
・タイニープードル

などの呼び方があります。

しかしこれらは

JKC(ジャパンケネルクラブ)で正式に認められているサイズではありません。

トイプードルの正式なサイズは

トイプードル

のみです。

そのため「ティーカッププードル」という呼び方は、あくまで販売や見た目のイメージで使われていることが多く、明確な基準があるわけではありません。

何グラム以下などの基準が書かれていることもありますが、それが公的に決められているわけではありません。


犬種だけで病気が決まるわけではない

インターネットでは

「トイプードルはこの病気になりやすい」

といった情報を見ることがあります。

しかし実際には犬種だけで病気が決まるわけではありません。

同じ犬種でも

・生活環境
・運動量
・食事
・体の使い方

などによって健康状態は大きく変わります。

犬種のイメージだけで判断するのではなく、その子の状態を見ながら生活環境を整えてあげることが大切です。


ミックス犬はかわいそうという考え

最近はマルプーなどのミックス犬も人気がありますが、日本では

「ミックス犬はかわいそう」

という考えを持つ人もいます。

しかし犬の歴史を考えると、現在の純血種も

もともとはさまざまな犬種を掛け合わせて作られてきた犬

です。

祖先をたどるとオオカミから始まり、長い歴史の中でさまざまな交配を重ねて現在の犬種が作られてきました。

そのため、ミックス犬だから問題があるという考え方は必ずしも正しいとは言えません。

海外では

・マルプー
・キャバプー
・ゴールデンドゥードゥル

など、海外の犬の先進国ヨーロッパやアメリカでは、ミックス犬専門のブリーダーも多く、日本よりもミックス犬の歴史が長い国もあります。

日本では2010年頃、比較的最近になってミックス犬が広まり始めたため、まだ誤解されている部分もあると言えるでしょう。

トイプードルの価格

トイプードルは日本でも非常に人気のある犬種のため、価格の幅がとても大きい犬種でもあります。

一般的な相場としては

約20万円〜40万円前後

が多いと言われていますが、実際にはそれより安い子もいれば、100万円近い価格の子も存在します。 

また販売データでは

・平均価格:約22万円
・最高価格:200万円以上
・最低価格:数万円

という幅の広い価格帯になっています。 

つまりトイプードルには「定価」というものはなく、販売する人や条件によって価格が決まるという特徴があります。

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トイプードルの価格は購入場所で大きく変わる

トイプードルの価格は、購入する場所によっても大きく変わります。

目安としては次のような違いがあります。

購入場所価格目安特徴
ブリーダー約18万〜35万円繁殖者から直接迎えるため、犬の育った環境を知ることができる
ペットショップ約25万〜50万円店舗家賃や人件費などが価格に含まれることが多い
マルプリティ比較的迎えやすい価格提携ブリーダーの子犬を健康チェックしたうえで紹介

トイプードルの価格は「どこから迎えるか」によっても大きく変わります。

ペットショップの場合は、店舗家賃や人件費、流通コストなどが価格に含まれるため、同じ犬でも価格が高くなることがあります。

また都市部の店舗(恵比寿・お台場など)では、店舗コストが高いためその分、価格に反映されることもあります。

一方でブリーダーから直接迎える場合は、犬がどのような環境で育ったのかを知ることができるメリットがあります。

マルプリティでは自社繁殖はあまり行っておらず、提携ブリーダーから子犬を迎え入れたあと、健康状態やコンディションをしっかり確認したうえで紹介しています。

そのため価格だけではなく、育った環境や健康状態、引き渡し後の相談体制なども含めて、安心して迎えられるかどうかを確認することが大切です。


トイプードルの価格が変わる理由

トイプードルの価格はさまざまな要素によって変わります。

主な要因は次の通りです。

・毛色
・顔の可愛さ
・サイズ
・血統
・健康状態
・月齢

特に人気の

・レッド
・アプリコット

などのカラーは価格が高くなる傾向があります。 

また月齢も価格に影響し、生後2ヶ月頃が最も高く、月齢が進むと価格が下がることもあります。 


安いから危険・高いから安心とは限らない

トイプードルの価格を見ると

「安い子は危険」
「高い子は良い犬」

と思う人もいますが、必ずしもそうとは限りません。

価格は

・販売者の方針
・販売場所
・ブランド
・店舗コスト

などによっても変わります。

同じような見た目の犬でも

・高く販売している店
・安く販売している店

が存在することもあります。

そのため価格だけで判断するのではなく

・健康状態
・育った環境
・アフターフォロー
・説明の丁寧さ

などを見て判断することが大切です。


トイプードルを選ぶときに一番大事なこと

トイプードルを迎えるときに一番大切なのは、価格ではなく

「どこから迎えるか」

です。

例えば

・Googleレビュー
・SNSのやり取り
・引き渡し後のフォロー

などを確認すると、そのお店やブリーダーがどのような対応をしているかを見ることができます。

引き渡して終わりではなく、きちんと相談に乗ってくれる販売者を選ぶことが、結果的に安心につながります。

ブリーダーは良くてペットショップが悪いということではありません。

ペットショップでもきちんと対応しているところもありますし、ブリーダーで評価や評判が悪いところもあります。

トイプードルとマルプーの違い

トイプードルとマルプーは見た目が似ていることも多く、どちらを迎えるか迷う方も多い犬種です。

マルプーは

マルチーズ × トイプードル

のミックス犬で、トイプードルの賢さとマルチーズの穏やかさをあわせ持つ犬種として人気があります。

見た目や性格は個体差がありますが、一般的にはいくつかの違いがあります。

比較表

項目トイプードルマルプー
犬種純血種ミックス犬(マルチーズ×トイプードル)
マズル(口元)やや長い比較的短いことが多い
体型足が長くスクエア体型ややコンパクトな体型
毛色濃いレッドなどが多い白が混ざりアプリコットやクリーム系が多い
性格賢く空気を読むタイプ甘えん坊な性格が多い
飼いやすさとても飼いやすい初心者にも人気で飼いやすい

見た目の違いとして一番分かりやすいのは

マズル(口元)の長さです。

トイプードルは純血種のスタンダードとして、足が長くスクエア体型でマズルがやや長めの顔立ちが特徴です。

一方マルプーはマルチーズの血統が入るため、マズルが比較的短く、丸い顔立ちになることが多くあります。

また毛色にも違いがあります。

トイプードルはレッドなどの濃い毛色が多いですが、マルプーはマルチーズの影響で白が混ざることが多く、アプリコットやクリームなどの明るい色合いになることが多い傾向があります。

性格についてはどちらも非常に賢く飼いやすい犬種ですが、一般的には

・トイプードルは空気を読む賢いタイプ
・マルプーは甘えん坊な性格

と言われることがあります。

ただし犬の性格は個体差が大きいため、必ずしもこの通りになるとは限りません。

トイプードルを迎えるときに一番大切なこと

トイプードルを迎えるとき、多くの人は

・毛色
・顔の可愛さ
・サイズ
・価格

などを重視して選ぶことが多いと思います。

もちろん見た目も大切ですが、それ以上に大切なのは

「どこから迎えるか」

です。

同じトイプードルでも、迎える場所によってその後の安心感は大きく変わります。


アフターフォローがあるかどうか

子犬を迎えたあとには、さまざまな悩みが出てきます。

例えば

・ご飯を食べない
・甘噛み
・夜泣き
・トイレの失敗

などです。

しかしこれらはほとんどの場合、時間と対処方法で改善していきます。

そのときに

気軽に相談できる相手がいるかどうか

がとても大切になります。

子犬を渡して終わりではなく、その後も相談できる販売者であれば、安心して子犬との生活をスタートできます。


SNSや口コミを見る

最近は

・Googleレビュー
・Instagram
・SNS

などで、そのお店やブリーダーの様子を見ることができます。

特に参考になるのが

過去に子犬を迎えた人とのやり取りです。

引き渡し後もやり取りが続いている場合は、アフターフォローがしっかりしている可能性が高いと言えます。

逆に、子犬を渡して終わりで、その後のやり取りがほとんど見えない場合は注意が必要です。


相談する相手を間違えない

初心者の方で一番多いのが

・インターネットの情報
・犬を少しかじった人の意見
・獣医師さんのアドバイス

などを信じてしまうことです。

しかし犬の情報は、すべてが正しいとは限りません。

インターネットの情報は極端な内容が書かれていることもあり、逆に不安を大きくしてしまうこともあります。

大切なのは

実際に犬を現場で世話をしてきて多くの子犬を引き渡してきた経験者に相談することです。

信頼できる人のアドバイスを聞くことで、間違った選択肢を選ばずに子犬との生活を安心して続けることができます。


価格よりも信頼できる人から迎える

トイプードルは人気犬種のため、価格もさまざまです。

しかし

・安いから危険
・高いから安心

というわけではありません。

価格よりも大切なのは

・健康状態
・育った環境
・説明の丁寧さ
・引き渡し後のサポート

などです。

信頼できる人から迎えることができれば、その後の生活も安心して続けることができます。

まとめ|トイプードルは初心者にも飼いやすい犬種

トイプードルは、賢さと順応性の高さから、初めて犬を飼う方にも人気の高い犬種です。実際に世界的にも知能が高い犬種として知られており、人の空気を読むことができるため、しつけもしやすく家庭犬として非常に飼いやすい特徴があります。

また体臭が比較的少なく、室内でも飼いやすいことや、マンションでも生活しやすいサイズ感であることも人気の理由の一つです。適度な運動と日常のケアを行えば、家庭でも十分に健康に育てることができます。

ただし、どの犬種でも同じですが「飼いやすい犬種」という言葉だけで判断するのではなく、生活環境や日常の接し方を整えてあげることがとても大切です。滑りにくい床環境や定期的な爪・耳のケア、適度な運動など、日常の管理を丁寧に行うことでトイプードルはより健康的に生活することができます。

そしてトイプードルを迎えるときに最も大切なのは、見た目や価格だけではなく、どこから迎えるかという点です。健康状態や育った環境、引き渡し後の相談体制などをしっかり確認し、信頼できる販売者から迎えることが、安心して犬との生活を始めるための大切なポイントになります。

トイプードルは、正しい知識と環境を整えてあげれば、初心者の方でも安心して飼うことができる、とても魅力的な犬種と言えるでしょう。