子犬の下痢・ジアルジア・パルボ対策完全ガイド|駆虫薬・空気感染・血清療法・腸内ケア


子犬の下痢・ジアルジア・パルボ対策完全ガイド|駆虫薬・空気感染・血清療法・腸内ケアについてまとめてみました。


「子犬の下痢が止まらない」「便に血が混じっている」「ぐったりしている」――


そんな不安を感じたとき、すぐに行動できるように、子犬に多い感染性下痢の原因と対処法をまとめました。

マルプー専門以外の犬種も取扱してきた実体験から、飼い主さんが知っておくべきポイントをわかりやすく解説します。


本記事の信頼性

マルプリティ 冨田 健のプロフィール 実績と評価

このような実績をもとに、子犬の育成から健康管理・病気予防、治療方法まで獣医師と長年研究してきたデータもあり、一貫してサポートしてきました。


症状別|子犬の下痢に隠れる主な原因

🦠 ジアルジア症

原虫による感染症で、水っぽい便・体重減少・元気消失が特徴です。

水飲み場や排泄物を通じて感染し、免疫力の低い子犬では重症化することもあります。


🧬 犬パルボウイルス感染症

特に注意が必要な命に関わるウイルス性疾患。

激しい嘔吐、血便、高熱、急激な衰弱を伴い、症状の進行が非常に早いのが特徴です。


🪱 回虫・コクシジウムなどの寄生虫

粘液便、便秘と下痢の繰り返し、腹部膨満が見られます。

母犬から感染するケースもあり、定期的な便検査と駆虫が不可欠です。


治療方法


✔ ジアルジアへの対応

メトロニダゾール、フェンベンダゾールなどが一般的です。

必ず獣医師の診断を受け、子犬の体重と症状に合わせて投与します。



✔ パルボウイルスへの早期対応

犬パルボウイルスには明確な治療薬が存在しないため、パルボウイルス回復犬から採取した抗体入りの血清を静脈注射(静注)で早期投与することが極めて重要です。抗体入りの血清を急ぎでお探しの方は、マルプリティに連絡ください。

治療内容の一例:

  • インターキャット(インターフェロン)の静注
  • 抗生物質による二次感染予防
  • 炎症を抑える薬剤の投与
  • 脱水予防の点滴(支持療法)

発症初期の迅速な対応が回復率を左右します。

マルプリティでは、このパルボ対策についても長年、色んな方と研究を重ねており、症状の兆候や正しい対応方法について現場経験に基づくアドバイスが可能です。


回虫・コクシジウムなどの寄生虫への対応
プロコックス®
犬用内部寄生虫駆除薬

1回の投薬でコクシジウムと犬回虫、犬鉤虫、犬鞭虫といった消化管内線虫類を一度に駆虫することができます。
体重1kgあたりプロコックス®0.5mLを基準量とし経口投与します。


空間と接触の感染予防

  • ケージ・床・食器の徹底除菌(次亜塩素酸系がおすすめ)
  • 感染犬の隔離と靴・服の清潔管理
  • 感染後の部屋は十分な換気と清掃を

感染力の強いパルボは、空気中や靴底からも持ち込まれるため、環境衛生が何よりも重要です。感染した子が使った食器、遊具、ゲージは捨てたほうが良いです。ハイターなどの強塩素系でもつけ置きしないと消滅しません。


腸内環境の整え方|自然な方法で免疫をサポート

腸内を整えることで免疫を活性化し、再感染や他の病気のリスクも軽減できます。

おすすめの自然成分:

  • サッカロミセス酵母菌(プロバイオティクス効果)
  • エキナセアオイル(免疫活性、iHerbで購入可)
  • 麻の油(ヘンプオイル):良質な脂肪酸で抗炎症作用

摂取はゼッカ(舌下)に1〜2滴が効果的で、素早く吸収されます。


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