トイプードル
英語表記 | Toy Poodle |
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原産国 | フランス |
犬種グループ | 9G(愛玩犬) |
体高 | 28cmまで |
平均体重 | 3〜4kg |
毛色 | 単色・7種類 |
トイプードルは全犬種の中でも、特に飼いやすく人気の高い犬種です。
近年では小さな体が特徴のタイニーやティーカッププードルなども人気が上昇しています。
トイプードルは色に性格や飼い方が違う!なんて話が飛び交っていますが、プードルも人間と同じくその子その子によって違う魅力があります。
プードル専門のブリーダーから聞いたお話を元に、トイプードルについて詳しくお話いたします。
このページの目次
- プードルの歴史
- プードルの毛色の種類
- トイプードルのサイズ感
- トイプードルの性格とは?
- かかりやすい病気と寿命
- トイプードルの値段と買い方
- 可愛いトイプードルの画像
- トイプードルの飼い方
- トイプードルに似合うカットの種類
- トイプードルに関するQ&A
- 最後に
プードルの歴史
プードルは「スタンダード」「ミディアム」「ミニチュア」「トイ」の4サイズに分かれます。
紀元前30年頃からプードルの彫刻があったことから、プードルの歴史はかなり古いと言われています。
トイプードルの原種は、大型犬のスタンダードプードルです。プードルの品のある、優雅な姿がヨーロッパ、特にフランスでは人気となり、「フレンチ・プードル」と呼ばれたこともあります。
正確な原産国は明らかになっていませんが、ジャパンケネルクラブでは原産国はフランスと書かれています。
プードルは泳ぎが得意で鴨の猟犬として活躍していましたが、ヨーロッパで小型化が進み、愛玩犬として親しまれるようになりました。
日本での歴史は諸説ありますが、初めてプードルが日本に来たのは1870年頃で、室内犬として親しまれ始めたのは1900年代後半と言われています。はじめて日本に上陸したのは3匹の黒いミニチュアプードルだとも言われています。
2000年代、日本人のトリマーが「テディベアカット」を考案したことにより、世界中で爆発的に人気が出ました。
プードルの毛色の種類
様々な毛色があるのも、トイプードルの魅力的の1つですよね。
毛色によって雰囲気が変わるので、自分の好みに合わせて選ぶのもいいかもしれません!
ここでは毛色別のトイプードルの画像を用意しましたのでぜひご覧ください!
レッド
トイプードルといえばレッド!と思う人も多いのではないでしょうか?(正式名称:「レッド・フォーン」)
赤茶色の毛色から、名前を「からあげ」などのユニークな名前にする飼い主さんもいるとか…?
アプリコット
薄い茶色のアプリコットカラーもレッドと同じくとっても人気のカラーです!(正式名称:「オレンジ・フォーン」)
アプリコットとは「あんず」という意味があり、毛色も杏のように薄いオレンジのような色をしています!
レッドとは違った魅力があります!
ブラック
ブラックは昔からある色(原色)のひとつです。
ブラッシングを毎日欠かさず行えば、とっても艷やかな毛質になりますよ!
黒い被毛の中でキラッと輝く丸いお目々がとっても可愛いですね…!
ブラウン
ブラウンカラーはとても珍しいですが、実は原色のひとつなんです。
他の毛色と違い、鼻の色が茶色くなっているのが特徴的です。
チョコのような可愛らしい毛色が魅力的です!
クリーム
クリームはホワイトよりも濃く、アプリコットよりも薄い中間のカラーです。(正式名称:「ペール・フォーン」)
お耳の先だけが少し色付いているのが
ホワイト
3つの原色の中で最も人気のあるカラーはホワイトです!
子犬時はクリームのような色をしていますが、成犬になって退色すると真っ白の綺麗な毛色になります。
真っ白でコロンとしたホワイトちゃんには「おもち」という名前がぴったりです…
シルバー
シルバーはとても珍しい毛色として、密かに人気を集めています。(正式名称:「グレー」)
子犬の頃はブラックとあまり変わりませんが、それが徐々に広がっていき、成犬になると綺麗なシルバー色になります!
街に出れば大注目間違いなしです!
上記のカラー以外にも、珍しい毛色はたくさんあります。
- シルバーベージュ
- ブラック&タン、ブラウン&タン
- カフェオレ
- ミスカラー
- パーティカラー
- ブリンドル
- 鼻だけ茶色い
トイプードルのサイズ感
トイプードルは体重や体高、全体的な大きさによって呼び方が変わります。
- 体重3〜4キロの場合:トイプードル
- 体重2〜3キロの場合:タイニープードル
- 体重1.5〜2キロの場合:ティーカッププードル
- 体重1.5キロ以下の場合:マイクロティーカッププードル
こちらがトイプードルのそれぞれのサイズを比較した画像です!
左からトイプードル、タイニープードル、ティーカッププードルとなります。
右のレッドちゃんはとてもミニミニサイズですが、子犬ではありません!ティーカッププードルの立派な成犬ちゃんです。
でも「3キロ代だけど小さく見えるなあ」とか「サイズは小さいけど身体はむちむちしている」とか体重だけでは判断できないときもあるよ!
プードルには次の3つの体型があります。
- スクエア体型
胴と手足の長さが同じ。プードルの中では一番理想的な体型。 - ドワーフ体型
成犬になっても小さいサイズのままの体型 - ハイオン体型
胴よりも手足のほうが長い体型。
体型によっても全体的なサイズ感が変わっていきます!またドワーフ体型は「胴長短足」と言われることがありますが、正確には成犬になっても小さいままのプードルのことをいいます。
サイズも様々なトイプードルちゃんです!理想のサイズを探している場合は、トイプードルの専門ブリーダーで大きさや体重をじっくり見比べてみてください。
ティーカッププードル、タイニープードル、マイクロティーカッププードルは体重によって呼び方が変わるだけのため、血統書上はすべて「トイプードル」と表記されます。
トイプードルの性格とは?
トイプードルは基本的に明るく友好的で、賢い性格をしている子がほとんどなので、様々な犬種の中でも特に飼いやすい犬種と言われています。
全体的に見ると友好的で賢い性格をしているのですが、実際に多くのプードルちゃんと関わってみるとその子その子によって魅力が全く違うことを実感します。
「毛色によって性格が違う」と言われることもありますが、性格に毛色やサイズは全く関係ありません。
トイプードルの性格は人間と同じく、本当に様々あります!
では実際に同じ毛色のレッドちゃんたちを1つの空間で遊ばせてみたときの画像をお見せします。
こちらのレッドちゃんたちは一緒にお友達と遊ぶのが大好き!ゴロンゴロン…とってもたのしそうです。
一方こちらは人間と遊ぶのがだいすき!頑張って手に届こうとしています!
あれあれ…?こっちのレッドちゃんは人間には興味なし…猫にあそぼあそぼと言っているようです!
遊び方だけでもワンちゃんそれぞれの好みが出るようですね。このように性格というのは個体差がかなりでます。
理想のワンちゃんの探し方
はじめてトイプードルちゃんをおうちに迎えたい!という方はもちろん自分と性格の相性がいいワンちゃんを探したいですよね。
先住犬がいる場合は、先住犬との相性も気になります。
そのような方は、遊んでいる姿を見られる専門店でトイプードルを迎えることをオススメします!
ただだっこするだけでは分からないことがたくさんあります。
ワンちゃんの性格がわかるくらい触れ合える専門の販売店で購入を検討しましょう!
かかりやすい病気と寿命
かかりやすい病気
トイプードルがかかりやすいと言われている「膝蓋骨脱臼」や「レッグペルテス」は、チワワやポメラニアンなどの他の小型犬もかかることがあります。
ですので、トイプードルだけがかかる病気というのはなく、「小型犬のかかりやすい病気にトイプードルもかかることがある」という言い方が正しいです。
小型犬のかかりやすい病気や以下のものがあります。
- 膝蓋骨脱臼(パテラ)
全犬種で見られますが、小型犬の子犬に多い膝の脱臼 - レッグペルテス
成犬になってから発見されることの多い足の病気 - クッシング症候群
高齢のすべての犬がかかりやすいホルモン異常の病気 - 水頭症
脳室に液体が溜まり、脳を圧迫してしまう病気 - てんかん
発作的に痙攣や意識障害を起こすの脳の病気
どんなに健康的なプードルでも、病気やケガをしてしまうことがあります。
病気の予防や病気になったときに、愛犬にとって一番いい選択を取るためには、専門知識が豊富はスタッフが多い販売店でお迎えすることを強くおすすめします。
トイプードルの寿命
トイプードルの平均寿命は13歳から15歳です。
小型犬は大型犬よりも長生きしやすい傾向があります。トイプードルのギネス世界年齢はなんと20歳!人間でいうと96歳です。
また、小さいサイズのトイプードルは寿命が短いと言われがちですが、そんな事はありません。
ティーカップやタイニーサイズの子でも、トイサイズの子と同じくらい長生きしてくれます。寿命や健康を左右するのはサイズではなく、「生活環境」です。
寿命をのばすためには、まず日頃の生活環境を見直してみましょう。こちらの記事ではトイプードルの寿命について詳しく書いています。
トイプードルの値段と買い方
トイプードルの値段相場は安くて30万円台、高くて300万円を超えることもあります。
健康的でサイズが小さい、顔が可愛い、などの条件が揃うと値段が高くなる傾向があります。特にティーカップサイズの中でも小さいマイクロティーカップサイズは300万円以上の高額な値段がつけられることもあります。
稀に10万円以下で売られているトイプードルをペットショップなどで見かけますが、本来動物が生まれてから販売に出せるまでの期間は飼育費用がとてもかかります。
安すぎる値段の子は本来かけるべき費用を割いて不健康な状態で店頭に出されています。
そのような子は将来的に病気になりやすく、生体価格以上の莫大な治療費がかかる可能性があるので、注意が必要です。健康診断書の提出ができないところは注意しましょう。
ではどこでトイプードルを迎えるのが一番良いのでしょうか?
トイプードルの購入方法
トイプードルをお迎えする方法はいくつかありますが、ブリーダーから直接お迎えすることを強くおすすめします。
ブリーダーの中でも「トイプードルを専門に扱うブリーダー」が望ましいです。理由は以下のものがあります。
- 理想のお顔を見つけることが出来る
- 徹底した飼育環境なので一匹一匹が健康的
- 親犬や兄弟犬が見られる
- 知識豊富な専門スタッフばかりなので詳しい話を聞ける
- 迎えたあともいつでも相談できる
初めて迎える方にとって「いつでも相談できる」というのはとてもありがたいですよね。
全国対応しているブリーダーであれば、遠方の方でも対応することが出来ます。